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深蒸し茶製法のぐり茶専門店

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お茶のお話(6ページ)

暮らしに役立つな~るほどアイデア!

日本人の食生活に欠かせないのが「お茶」。
お茶の葉には、カテキンやミネラル、ビタミンなど私たちのカラダに良いとされる様々な栄養成分が含まれています。
そこで、お茶は飲むばかりではなく食品としても料理やお菓子などに使われたりしてきています。
また、お茶には抗菌・消臭などの作用があることから、私たちの生活に役立つ様々な活用法が取り入れられてきています。
いろいろなアイデアによるお茶の葉の活用法の一部をご紹介しますので、おいしいお茶を飲みながら、ぜひお試しください。

朝までぐっすり!お茶枕
家庭でも簡単に作れるのがお茶枕。飲んだ後の茶殻を天日に干して、カラカラに乾燥させてから枕の中に詰めるだけ。当たりがやわらかいので寝心地が良く、ほんのりとしたお茶の香りが心地よい眠りを誘います。普段あまり眠れない人や眠りが浅い人はぜひ一度お試しください。

 
お肌すべすべ!茶がら洗顔
 ニキビや日焼けした肌にオススメなのが「茶がら洗顔」。
石鹸で洗顔した後よくすすぎ、水を張った洗面器に茶がらを入れ、両手で茶がらと水をすくってパッティングするように顔にあてるだけ。
※茶がらといっても1煎めを出したあとぐらいのもののほうがカテキンの量が多いので効果的です。 お茶を利用した石鹸もあります。 ぐり茶石鹸【SuHaDa】

 
お肌つやつや!緑茶風呂
お茶の葉(茶殻の場合には、カラカラに乾燥させたもの)をメッシュやガーゼ地の布で作った袋に入れてお湯の中へ入れるだけ。
香りがいいだけでなく、お茶に含まれている豊富なビタミンCなどには肌の汚れや脂分を落とす効果があるので、荒れたお肌もつやつやに。
また、お茶風呂に入ると体も温まると評判なので、冷え性の人には特にオススメです。

 
お茶で消臭
【まな板】
魚や肉などを料理した後のまな板の臭いって、なかなか落ちにくいものです。そんな時には、お茶の出がらしにお湯を注ぎ、その湯をまな板にかけてみましょう。お茶の抗菌・消臭作用でガンコな臭いもサヨウナラ。ぜひ一度お気軽にお試しください。
【タンス・下駄箱・冷蔵庫】 茶殻を天日に干して、カラカラに乾燥させてからガーゼなどで作った袋に包みます。
これをタンスの引き出し、下駄箱や靴の中に入れておけば、イヤな臭いや湿気も取ってくれます。 また冷蔵庫の中に置いても効果バツグン!

 
植物もイキイキ!お茶を肥料に
茶殻は肥料がわりにもなるんです。植木鉢などの木や花の根本に置くだけで、木や花は元気にイキイキとしてくるから不思議です。 ※ 植物の種類によって効果はさまざまです。少しずつ試してみてください。
上記のように、お茶は飲むだけではなく、飲み終わった茶殻をさまざまな形で利用できます。

 

 
伊豆の香り ぐり茶の杉山

株式会社杉山製茶工場
〒414-0033 静岡県伊東市馬場町1-11-6
TEL:0557-37-1202 FAX:0120-73-1249

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ぐり茶(深蒸し茶製法の蒸製玉緑茶)の形がよじれている理由

ぐり茶の形 深蒸し茶

ぐり茶の葉っぱの形をまじまじと見ると写真のようによじれています。

普通のお煎茶・深蒸し茶と比べるとまっすぐな形では無いです。

ぐりっと茶葉が丸まっています。

これがぐり茶が【ぐり茶】と呼ばれている由縁です。

 

なぜ【ぐり茶】が「ぐりっ」とした形になるかご存知でしょいうか?

理由は、生葉から荒茶に仕上げる工程の違いからです。

お煎茶、深蒸し茶には精揉(せいじゅう)という工程があります。

精揉というのは茶葉の形をまっすぐに仕上げる工程のことです。

精揉(せいじゅう)精揉イメージ図

 

機械で上記の図のように緑茶独特の細く伸びた形に整えるため、茶葉内部の水分を取り除いて乾燥を進めながら、人間が手で揉むように一定方向にだけ揉みます。

ぐり茶の荒茶を製造するときにはこの「精揉」工程がなく、代わりに「再乾(さいかん)」と呼ばれる工程になります。

 

 

上記の写真が「再乾機」と呼ばれるもので、蒸し上げた生葉の水分を抜き乾燥させるため、精揉工程のように茶葉をゴリゴリと傷めることなく、遠心力を利用し優しく乾燥させます。

この「再乾」工程でぐり茶独特の「ぐりっ」とよじれた茶葉の形が生まれるのです。

 

味も、精揉のように揉むことも無いので、茶葉本来がもつ旨味成分が流れることがないのもこの工程の特徴です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ぐり茶(蒸し製玉緑茶)とは?名称の由来・歴史

深蒸し茶 ぐり茶の歴史

ぐり茶は、生葉をじっくり時間をかけて茶葉の芯まで蒸す、「深蒸し製法」です。 通常の煎茶との違いは荒茶製造工程で茶葉の形を整える精揉という工程がないのが特徴で、その結果、生葉を傷めず茶の成分が浸出し易く、渋みを抑えて茶本来の味を引き出すことが出来ます。 ぐり茶の「ぐり」とは、堆朱(ついしゅ)等の模様の唐草または渦のような形の称から付けられました。正式名称では蒸し製玉緑茶と言います。
弊社では茶品種にこだわり、やぶきた、さえみどり、ゆたかみどりをバランスよくブレンド配合し、味の奥豊かさを作り上げております。
『ぐり茶』の名称の由来 正式には【蒸し製玉緑茶】と言いますが外観の丸い感じから『ぐり茶』と呼ばれています。 この『ぐり茶』という呼び方は伊豆地方独特のものです。 それが近年全国各地にこの名称が広まり一般的名称になりました。 また、九州では釜炒り製の玉緑茶と区別するため【蒸しぐり】とも呼んでいます。

 

『ぐり茶』誕生の歴史 『ぐり茶』の誕生は1930年頃。 ソヴィエト連邦(現ロシア)へ輸出を図るため嗜好を合わせた製茶技術の開発が行われ、 その結果釜炒りであった中国茶と外観がよく似ていてしかも苦味を減少させるために 従来の茶よりも蒸し時間を長くし釜炒り茶のように見える丸い形に仕上がるようにしました。 この『ぐり茶』はソ連に受け入れられて輸出がどんどん伸びました。 その後、北アフリカ、中央アジア等への輸出向けとして作られ続けたお茶が、 輸出が衰退すると共に、国内に向けられるようになったものです。 以上が『ぐり茶』誕生の背景です。
What is Guri-cha?
“Guricha of Sugiyama” is produced by steaming green tea leaves deeply into the core and slowly for a long time. It is distinguish from the conventional type of “sencha (refined green tea)” by its elimination of the final kneading and leaf-reshaping process during the production of “aracha (unrefined tea).” It prevents fresh leaves from degradation, and thus extracts a greater amount of green tea components coming out from leaves. This unique production method can contain rich-bitter taste of the taste and preserve the essential flavor of green tea.
“Guricha or Guri-tea” is named from its shape similar to “guri” which represents the pattern of elaborately-coated red lacquer ware, or the whirlpool-like arabesque design. The official name of the product is steamed rounded green tea

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べにふうき

べにふうき

お徳用 べにふうき

メチル化カテキンで話題の「べにふうき」
ところで「べにふうき」とはどんなお茶かご存知でしょうか?

もともと「べにふうき」は紅茶・半発酵茶生産するための品種として開発されました。
ところが、緑茶として生産されたべにふうきの成分にはメチル化カテキンが多く含まれることがわかった。
それからべにふうきは、紅茶生産用よりも「メチル化カテキン」に脚光を浴びることになったのです。

メチル化カテキンとは、エピガロカテキン-3-O-(3-O-メチル)ガレートと厳密には呼びます。
このメチル化カテキンには、抗体(IgE)の肥満細胞(マスト細胞)へ付着を抑制する効果と、
ヒスタミンなどの放出を抑制する効果がある事が、研究によって明らかになっています。

簡単にまとめるとアレルギーの原因になる抗原、アレルゲンの抗原抗体反応を抑えることが研究で明らかになっています。
臨床試験では、通年性アレルギー(アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎)、季節性アレルギー(花粉症)に対する効果も確認されているみたいです。

このべにふうきに含まれる、メチル化カテキンは通常のお茶で使用する品種「やぶきた」には含まれていません。
そして、べにふうきの生葉の加工方法は、発酵させて紅茶にすると消失してしまうため、
釜炒り製法で緑茶として加工する必要があります。
またカテキンは水溶性で、高温の方が効率よく抽出されますので、
微粉末茶であっても熱湯を使用する事をお奨めいたします。

ぐり茶の杉山では、この「べにふうき」はメチル化カテキンを摂取しやすいよう、
茶葉を微粉末加工したものを、1回分の容量を入れたスティックタイプで販売しています。
ティーバックタイプの商品より、べにふうき茶葉を丸ごと頂けますのでより多くのメチル化カテキンが効率的に摂取できます。
インスタントべにふうき

商品名は「お徳用 べにふうき 200本入」
べにふうき 6

べにふうきの効果は飲んで3~4時間ほど。
1日平均4本を使用するとして50日分。
200本入りだから1本当り31.5円!!

そしてこの商品で使用している原料は、「100%静岡産」
(但し、本年は、2010年度産の茶葉を使用しています。)

べにふうき1

メチル化カテキンを生かすため、静岡では珍しい釜炒り製法でべにふうきを加工しています。

べにふうき3

そのため、メチル化カテキン含有量は、100g当り1940mg!!
べにふうき 検査

花粉シーズンの準備としておすすめです!
花粉の飛散が始まるおよそ一ヶ月前から飲み始めると個人差がありますが、ピーク時の症状が軽減されます。
1日の目安としてスティック3~5本を時間を空けてお湯に溶かしてお飲みください。
釜炒り製のべにふうきの茶葉を粉末状(インスタントタイプ)に加工してありますので丸ごと摂取できます。
湯飲みでそのまま使いやすいように0.5g入りになっております。
1日4~5袋ご利用いただいても大変お得な200本入りですので一ヵ月半持ちます。

なお、べにふうきは天然のものなので副作用は一切ございませんが、効果には多少の個人差があります。

通販ではこちらで!

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なぜ静岡はお茶の街になったのか

茶箱 蘭字

静岡市中心部の北西よりに「茶町」という町があります。この付近は江戸の頃からその名の通り製茶問屋の街として栄えてきました。そして明治の終わり頃に大発展の時を迎えます。そのきっかけは1899年、清水港が国際貿易港として開港したことでした。  清水港はその背後に静岡県という大産地を持ち、そのお茶が集まる静岡市にも近く、茶貿易にはうってつけの港。やがて静岡市の茶町周辺には。製茶問屋によって輸出茶の再製工場が続々と建てられるようになりました。  再製とは、お茶を輸出する際に、茶葉が長期の保存にたえられるよう再度火入れして乾燥・整形したり、安定供給するために品質のランクごとにブレンドしたりすること。再製作業は清水港開港以前、主に横浜や神戸など古くからの国際貿易港周辺で行っていましたが、その役割は次第に静岡市に集中するようになりました。横浜や神戸にあった外国商社も続々と静岡市に集まり、競うように再製工場を構えたのです。  また、輸出用の茶袋、茶箱、茶缶などをつくる茶関連業者や、製茶機械のメーカーなども茶貿易とともに発展していきます。さらには茶園開拓も日本平周辺で進みました。こうして静岡市はいちだんとお茶の街の色彩を濃くしていきました。  いいお茶が集まるところには製茶問屋が集まる。製茶問屋が多く集まるところにはさらにたくさんのお茶が集まる。そうした良い循環が、静岡市をお茶の街に仕立ててきました。そして、県内のみならず全国のお茶が集まる一大集散地として、ゆるぎない地位を築くに至ったのです。その結果、「静岡茶」は国際ブランドとして認められるようになりました。  清水港を舞台に花開いた茶貿易は、ロシアやアメリカなどにもルートを拡げましたが、戦後になって日本経済が豊かになるにつれ、次第に国内消費に移り変わっていきました。その間、茶業者が業界をあげてお茶の品質向上に取組んできたことも、「お茶はやっぱり静岡」といわれるほどになった一因です。今も静岡市には、お茶の街としての伝統と誇りが生きているのです。

 

江戸時代に下ると、静岡のお茶に関する確実な古文書が増えてきます。江戸のはじめ頃には安倍川流域で確かにお茶がつくられていたことを示す記録も残っています。その記録とは、徳川家康公が大御所として駿府城に在城していた頃、安倍川奥地から駿府城に御用茶をおさめたというもの。当時のお茶生産の主流を占めていた宇治にも匹敵する良質産地として認められたからに違いありません。安倍川流域のお茶づくりはそのような経緯から少しずつ名を知られるようになり、やがてこの地にもいよいよ「煎茶」が登場してきます。 江戸時代の初め、徳川家康が駿府城にいた頃は、お茶会が政治の場として大きな意味を持っていました。その際、家康やそのまわりの人々は、地元産の抹茶も使っていたようです。安倍郡(安倍川流域)の奥、井川では抹茶のもとになる碾茶が作られました。このお茶は高価な茶壺に詰め、標高千メートルを超える大日峠のお茶壷屋敷で夏を越し、秋になってから駿府に運びました。この時の運搬の様子を想像してイベント化したのが、毎年新茶の季節に行われるお茶壷道中です。家康の死後、駿府の政治的な役割がすっかり衰えて抹茶の需要がなくなるとともに、宇治が独占的に生産するようになって、せっかくの抹茶製造技術は絶えてしまいました。  なお、足久保では1681年から江戸の将軍家に対するお茶の上納が始まります。ここには専用の製茶小屋が3つも設けられ、かなりの量の高級煎茶がつくられていましたが、八代将軍吉宗の時の1716年に中止になります。すると製茶技術も一気に衰えました。なぜなら特製のお茶は庶民には手が出ない上に、飲み慣れないものだったからです。  当時の庶民が好んだのは、ごくごく簡単な製法の日干し茶か、釜炒り茶だったのではないかと考えられます。釜炒り茶というのは、九州では今でも作られていますが、生葉をいきなり熱した大鍋に入れて炒ってから、ムシロの上で揉み、そのまま乾燥させるものです。現代中国ではこの方法が一般的であり、静岡に代表されるような、蒸して揉む日本独特の煎茶は、茶の世界からみると大変特殊な製法なのです。  では、いつ頃から蒸し製煎茶が普及したのでしょうか。  京都に永谷宗円という人が出ました。彼は、蒸して揉まずに乾燥させる抹茶の技術と、釜で炒ってからムシロの上で揉む番茶の技術を合体させ、生葉を蒸して焙炉の上で両手を使って丁寧に揉んで仕上げる、青製と呼ばれる製茶技術を完成させました。1738年のことです。このお茶の評判は江戸の問屋を通じてたちまち全国に広まり、やがて静岡県でも宇治から指導者を招いて技術導入に努めることになります。  永谷宗円におくれること50年、駿府のある商人が足久保の高級煎茶の製法が絶えてしまったのを惜しみ、古老から話を聞いたり自分で工夫したりして、すばらしいお茶をつくることに成功しました。当時、世間では抹茶を使用する従来の茶道に対して、もっと気軽に雰囲気を楽しみたいという煎茶道が盛んになっていました。抹茶は、粉をとくため濃い色になりますが、抹茶は、清く透きとおった色をしています。煎茶を愛した文化人にとって、「清」「青」は自らの生きかたにもつながるキーワードであり、新しい煎茶の製法はみごとにそれに応えたのです。ここに煎茶は有力な支持者を得、商品として大きく発展する機会をつかみました。  こうして江戸の問屋を軸に新しい煎茶の製法が次第に広まり始めた頃、日本が長い鎖国の夢から覚め外国貿易が始まります。そして生糸に次いでお茶が輸出の花形になりました。茶は一気に日本の戦略商品に躍り出したのです。

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ぐり茶の棒茶

ぐり茶の棒茶 「ぐり棒 (ぐりぼう)」(くき茶)

棒茶 茎茶

地方によって呼び方が異なりますが、棒茶(茎茶)とはどんなお茶かご存知でしょうか?
製造工程をご存知のお客様は少ないと思います。
ここでは、ぐり茶の荒茶から選別される、ぐり棒(ぐりぼう)について少しご紹介します。

荒茶 棒
↑お茶の原料「荒茶」 この原料から、本茶・棒茶・粉茶等を選別します


■上級棒茶の選別

棒茶機械
お茶の原料である荒茶から棒茶だけを取り除く方法が一般的には「電気選別」「機械選別」があります。
高級な棒茶を荒茶から取り出すには前者の「電気選別」です。
上記の写真の機械はローラー状の金属に1万ボルト近い電流を流し遠心分離器の原理で、棒茶に含まれる水分量の差を利用して品質の良い棒茶だけを取り除きます。
この電気選別で取り出した棒茶(茎茶)を業界内では電棒茶と呼び、濃厚な味わいを持つ棒茶として重宝されています。
茎茶 棒茶
ぐり茶の杉山では、一番茶でも高品質なミル芽の原料からこの電気選別で取り出した棒茶は「限定棒茶」として販売しています。
限定棒茶

 

■通常棒茶の選別

棒茶 機械

機械で棒茶を取り除きます。業界内では色彩選別機で取り除いたので「色棒」と呼ばれています。
一昔は、光電管を利用して荒茶を照らし、明暗の差をセンサー反応したものをエアーで吹き飛ばして棒茶を選別していました。
現在では、CCDカメラを搭載し、精度の高い棒茶の選別をしています。

こうして色彩選別機から取り出した棒茶、ぐり棒(ぐりぼう)は、ぐり茶の杉山では、「棒茶 525円100g入」「棒茶 630円200g入」として店頭に並べられています。
以上の棒茶(茎茶)の選別方法の違いで、棒茶の品質の違いが生まれてきます。 ぐり茶から取れる「棒茶」は煎茶の棒茶と比べると、棒の長さが短い。 その分、同じ分量で入れる味は、煎茶から取れた棒茶より甘味が強く感じるかもしれません。 これがぐり茶から取れた棒茶「ぐり棒(ぐりぼう)」の味の特徴です。
あと余談ですが、この棒茶、香炉で炊くといい香りがします。 お茶のアロマセラピー。和の香りを楽しむ方も増えています。 香料を利用したアロマセラピーとは違い、天然の香りもいいものです。 それに消臭効果もあります。ペットを飼ってらっしゃるご家庭内でも効果があるみたいです。

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悪玉コレステロールを減らしてくれるカテキン

カテキン

コレステロールは、細胞膜やホルモンの成分であり、身体にとってなくてはならないものです。しかし、血液中のコレステロール値が正常より高い状態が続くと、最悪の場合、動脈硬化につながり、その結果、心筋梗塞・脳梗塞を引き起こす可能性もあります。したがって、動脈硬化などの生活習慣病の予防には、血中コレステロール値を正常に保つことが重要なのです。

緑茶に含まれるカテキンは、このお茶の特有の渋みの元です。 この渋みの元は血中のコレステロールや中性脂肪を低下させる働きがあります。 更に嬉しいことにこのカテキンは血中のコレステロールでも悪玉コレステロールだけを低下させて、善玉コレステロールには影響しないという点です。

緑茶を多く飲む人ほど血中コレステロール値が低い」という調査結果は、広く知られるようになってきました。これは、緑茶に含まれるカテキンが、食事中のコレステロールの吸収を抑えるためだと考えられています。また、血中コレステロールが高めの人が、食事(朝・昼・夕)とともに約200mgのカテキン(通常の緑茶の約3倍程度)を含む飲料を1日3回摂取すると、摂取2ヵ月後から徐々に血中コレステロールが低下してきます。しかもこの場合、悪玉といわれる「LDLコレステロール」だけが低下し、善玉といわれる「HDLコレステロール」には影響しないという、優れた特性をもっています。

カテキンは他にも優れた効能があります。
血圧の上昇を抑える効果や血糖値の上昇を抑える作用もあり、これらによって糖尿病はもとより動脈硬化や高脂血症、さらにはガンの予防にもとても有効なのです。
また、お茶には殺菌作用もあり、食事の後にお茶を飲むことによって咥内の殺菌にも役立ち、公衆予防にも効果的なのです。 緑茶にはフッ素も含まれていて、虫歯にもなりにくいそうです。

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ティーバッグの歴史

ティーバッグ

ティーバッグの誕生の歴史
最初のティーバッグは多くの発明がそうであったように、ある日、偶然がかさなり発明されました。

1904年ニューヨークでコーヒー・お茶の販売をしていたトーマス サリバンが当時、お茶のサンプルはブリキ缶に入れ顧客に送るのが主流だったのを、経費を削減するために木綿の袋に入れて送ったところ、それを受け取ったお客の一人が、この新しい包装形態にとまどい、包装包みごとお湯に投げこんだのが始まりだったのです。

ティーバッグの発明は伝統的な英国ではあまり歓迎されなかった、というよりむしろ疑いと警戒心をもたれていたようです。しかし、アメリカではおもにレストランなど業務用に受け入れられ、1920年ごろから急速に一般家庭へひろがっていきました。

アメリカで1935年に発行された「ALL ABOUT TEA」によると、大きくわけてTEA-BALLまたはTEA-POUCHタプとTEA-BAGタイプがあり、前者は丸いガーゼの上部を糸で結んだ物で、後者は今のティーバッグの原形になったもので、ガーゼまたは小さな穴を沢山あけたセロファンを使用してました。

我が国ではどうだったかというと、海外では紅茶がティーバッグで売られかなり普及してましたが、麦茶のティーバッグが自動機械で作られる1965年ごろまで待たなければなりませんでした。さらに、それが一般に普及するにはさらに10年ほどの年月がかかりました。

現在では素材も研究され、ナイロンメッシュや不職布などの素材も出てきました。
ぐり茶の杉山ではナイロンメッシュの素材を使用しています。

 

★ティーバッグの形
伝統的なティーバッグの形は正方形や長方形ですが、最近では円形やピラミッド型のティーバッグも販売されています。
茶葉のジャンピングを助けるテトラ型のティーバッグもあるようです。

美味しいティーバッグ(ティーパック)

ぐり茶の杉山オリジナル
ぐり茶三角シャーパックがお勧めです
詳細はこちら

ティーバッグの説明

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風邪予防にお茶でうがい

お茶の成分、カテキンに抗ウイルス作用

日本人に長く愛飲されているお茶。 古来「養生の仙薬」と呼ばれてきたほど、病気予防などの働きがあることは経験的に知られてきた。 専門家によると、冬場に流行するインフルエンザを抑える作用も動物実験で確認されている。 お茶でうがいを励行すれば、インフルエンザにかかりにくくなるという。
お茶の成分の中で様々な作用の主役と考えられているのが「カテキン」と呼ばれる物質。赤ワインに含まれ、動脈硬化などの予防に役立つ成分として有名になったポリフェノールの一種で、渋みの成分の本体だ。 緑茶にはカテキンの一種であるエピガロカテキンガレートという物質が、紅茶には同じくテアフラビンなどの成分がそれぞれ含まれている。カテキンは湯のみ茶わん1杯のお茶の中に100ミリグラムと、お茶に多いとされるビタミンCの数十倍多く含まれている。 お茶に含まれるカテキンの研究を続ける島村忠勝・昭和大学医学部教授は「カテキンはいくつもの異なった作用を併せ持つユニークな物質」と強調する。カテキンには①細菌を攻撃する抗菌作用②毒素を解毒する抗毒素作用③ウイルスを抑える抗ウイルス作用――などがあるという。
このうち抗ウイルス作用は様々な実験で明らかにされている。例えば、宮城県の養豚場でのブタを対象にした実験。ブタは人間同様にインフルエンザにかかる。11月から1がつまでの期間、緑茶から抽出したカテキン類を水に溶かし、普通のお茶の約4分の1の濃度にして豚舎天井のスプリンクラーからブタに直接噴霧した。 実験の狙いは緑茶成分がインフルエンザを抑える効果を持つかどうかの検証。生まれたばかりの子ブタは、母ブタから受け継いだインフルエンザ抗体を持つものの、抗体の数は年々減少していく。逆にインフルエンザに感染すると抗体が増える。この増減の具合を調べ、効果を検証しようというものだ。 その結果、緑茶成分を噴霧した子ブタは12月には抗体数がほぼゼロになり、インフルエンザへの感染が認められなかった。噴霧をやめると1ヵ月以内に抗体が増えた。 一方、比較対照のために水を噴霧しただけの近くの養豚場では、同時期に子ブタの抗体が増えており、この地域でのインフルエンザが流行していたと推測できる。 予防接種をして体内に抗体を作らなくても、鼻や口を通して緑茶成分を摂取すれば、その抗ウイルス作用でインフルエンザ予防効果が見込めることを示しているという。島村教授は「噴霧しただけで効果が見られたのがこの実験のおもしろいところ」と解説する。
お茶の抗ウイルス作用をうまく利用する方法がお茶を使ったうがいだ。 お茶どころ静岡県の榛原町にある坂部小学校では、インフルエンザが猛威を振るう11月から2月くらいまで、緑茶うがいを励行している。 体育の後、給食の前など日に3-5回行っている。お茶は水筒に詰めて生徒が持参したものだ。 インフルエンザが流行した1998年初め、生徒の欠席率は近隣の小学校と比べ明らかに低い数値となったという。 うがいに使うお茶は、いわゆるお茶の木から作られるお茶ならば紅茶でもウーロン茶でもよいそうだ。 島村教授は「お茶を使ううがいはインフルエンザにかかった人が他の人にうつすのを防ぐのにも有効」と話す。島村教授らの実験ではお茶は市販のうがい薬とは働き方が違う。市販薬がウイルスなどを殺菌してしまうのに対して、カテキン類はウイルスの増殖を抑える働きがあるという。 とはいえ、お茶でうがいをするだけでよいわけではない。規則正しい生活とバランスのとれた食事も欠かせない。すべての細菌やウイルスに効くわけではないし、万病を予防するわけでもないのだが、毎日、手軽に続けられる点はお茶ならではの長所といえよう。

2003.11.1日本経済新聞より

 

お茶でうがいをするときのポイント
★カテキンが含まれるお茶を使う
★お茶は熱くても冷たくてもよい(熱いお湯で入れるとカテキン類がよく抽出されるが、やけどの注意)
★薄いお茶でも可(2、3番せんじでもよい)
★砂糖やミルクは入れない(糖分があると効果が落ちる)

当社のうがいに適したカテキン成分が多い商品はこちら ぐり茶 上級・中級二番茶 大袋入

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棒茶のほうじ茶、ぐり棒ほうじ茶(ぐりぼうほうじちゃ)

ぐりぼう ぐり棒

ぐり棒ほうじ茶 ぐりぼうほうじちゃ

棒茶を焙じた商品で有名なのは丸八製茶の加賀棒茶です。 一時、メディアでも話題になりました。

ぐり茶の杉山でも、棒茶を焙じた商品、「ぐり棒ほうじ茶」があります。 店内では地味に陳列されているせいか存在感はありませんが、味には存在感があります。 値段も250gで縁起よく777円(税込)。 ぐり茶の2番茶から選別される棒茶を使用しているため価格は抑えております。
味わいは、ほうじ茶らしくさっぱりしていますが棒茶の香りと甘味が口に残るのが特徴です。 味の濃い料理を食べた後に飲むお茶としても最適です。 20年以上の商品で、幅広い年齢層のお客様に何度もリピートされています。 気取らずがぶりと飲める、影の人気商品です!

茎茶 棒茶
この棒茶を、焙じると…↓
ほうじ ぼう
こんな紅茶のような色になります! 商品の封を開けると、ホワーっと焙じたいい香りが広がります。

ぐりぼう 湯呑

通常の茶葉のほうじ茶も美味しいですが、ぐり茶の棒茶で作った「ぐり棒ほうじ茶(ぐりぼうほうじちゃ)」は寒い季節の食後の一杯にお勧めです!。

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