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新茶新芽の摘み取り

新茶新芽の摘み取り

 茶娘  新茶の季節になると、 茶農家さんが慌しくお茶摘みをはじめます。茶の適採日に入ると手摘みから始まり 機械摘みへと日に日に伸びる新芽を摘み取ります。
今回のブログでは新芽の摘み取る位置についてご紹介。 「ぐり茶の杉山」で契約栽培している
静岡県島田市の伊久美地区の茶園を例にとってご紹介します。

一番茶の新茶は4月上旬から5月中旬頃に製造されます。 一番茶が終了すると、刈り取った茶園からまた新たに芽が出てきます。 これが二番茶で、一番茶の刈り取りが始まってから45日後に出てきます。
一概に茶の摘み取りといっても今現在さまざまな方法があります。 昔ながらの「手摘み」。山間地で盛んな「機械摘み」。平地では「乗用機械摘み」。 というように地形に合わせた茶の摘み取り方法があります。
ぐり茶の杉山」の伊久美地区の契約農家産では、「手摘み」と「機械摘み」を指示して生産させて頂いています。
下記の図では、摘み取る新芽の基準です。
新芽をどの位置で摘み取るかで最終的なお茶の味が決まってきます。

 

お茶 新芽

上記のように新芽が伸びてくると茶農家さんは茶園を見回り頃合を見計らって茶摘をします。
「手摘み」では二葉摘みという部分を丁寧に人の手で摘み取ります。


「機械摘み」では三葉摘みをして良質な茶葉を一気に刈り取ります。
ただ茶摘は一日掛けても茶園全部を摘み取ることが不可能です。
しっかりとした茶摘計画を立てていかないと適採時期を逃しお茶の品質を落としてしまいます。
そこは茶農家さんの長年の経験とカンで良質な茶葉を摘み取ります。 もちろん雨の日に茶摘は出来ません。
雨っ葉といって、品質がガクッと落ちますので天気との戦いもあります。
↓こちらは機械摘みの様子です。 二人一組で蒲鉾状の茶畑の新芽を刈り取っています。

新茶 茶畑 摘採

我々御茶屋は上記のように各地の茶生産農家さんの影の努力があって成り立っている商売です。
茶農家さんは新茶時期だけ茶の仕事をしているわけでなく、新茶時期が終了してから次の新茶に掛けて肥料管理や土壌管理、防虫やら色々と日々の努力をしています。

予断ですが、生葉1Kgからどれだけの仕上茶ができるかご存知ですか?
生葉を蒸し上げ水分を抜き、棒茶や粉茶を抜き取りお客様のお手元に届く頃には約150~200g程になります。

 

 

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